中小企業の価格転嫁(2024年9月)
中小企業庁から、2024年9月の価格転嫁状況についての発表がありました。
(「価格交渉促進月間(2024年9月)フォローアップ調査結果」より。価格交渉は不要との回答を除いた割合)
発注側からの交渉申し出が増えているのは心強いことです。
また受注側から申し出ても、拒否されるケースはそれほど多くないことがわかります。
ただし、1割程度は、取引停止等を恐れて申し出をできていないことが気になります。
当然ですが、価格転嫁ができている企業ほど、賃上げ率も高いという結果が出ています。
また、3次請け、4次請けなど、取引段階が深くなると、価格転嫁が難しいというデータも示されています。
自社の強みをしっかり強化して、価格交渉力をつけていきたいものです。